暴落相場に強いゴールド(金)商品
昨今の暴落相場で、私のポートフォリオえている中心的な存在が「ゴールド」だ。
今、私は投資信託については、株式50%、債券20%、ゴールド30%のポートフォリオを組んでいる。
このように金などの非株式連動商品を入れ、長期的に安定した資産状態を保つ考え方は、投資信託の神と言われた「レイダリオ」の発案した「オールシーズンポートフォリオ」の考え方に乗っ取っている。
これは、暴落3日目の状態であるが、米国株系が軒並み値を下げる中、金はそれにつられることなく当初からあった含み益を維持。
債券も微減程度の評価損にとどまっている。
これはつまり、金は暴落相場に強いということである。
また、債券も株価暴落時に値を上げる傾向があったが、最近は幾分相関関係が崩れてきており、それに伴い保有比率を減らしている。
このように、ポートフォリオに株式と負の相関を持つ商品を組み入れることは、賢明な投資家たちの間では一般的に行われてきた。
この仕組みは「ビルトインスタビライザー(緩衝装置)」と呼ばれることが多い。
今回、金は見事にスタビライザーの役割を果たしている。

ここ数日の米、日、世界同時株安が続いている中、評価損が約3.6%程度しかないのは精神的に非常に安定している。
株式100%のポートフォリオを持っていると、評価損は少なくとも30%以上マイナスとなるはずである。
このように、暴落相場が続く中では、特定であっても「含み益」を持ち続ける銘柄を持っていることは非常に精神安定上良いことである。
みなさんも、「有事の金」と呼ばれるゴールドを保有することを考えてみてはいかがだろうか?
ちなみに、私の個人年金もほぼ同様のポートフォリオだ。
グラフは暴落から4日目のものだが、確かに米国株の評価損が4万円ほどでており、含み益が54万円に下がっているが、まったく問題ないどころか、誤差の範囲といっていい。
まさに、レイダリオのオールシーズンポートフォリオさまさまである。

まとめ
株式市場が暴落しても、金は比例して動かず、含み益を維持または、短期的には評価額を増加させる可能性があるため、精神的な安定剤になる。
債券も以前は株式と負の相関(反対の値動き)を示したが、最近は傾向が変わってきている。
金を一定以上(10~20%程度)保有し続けることは、混乱する現代に投資を取り組む者の強い味方となる。