トランプの相互関税政策を受け、世界が衝撃を受けている。
経済は混迷し、世界同時株安が先週から起こり始めた。
日経平均株価も連日2000円以上下落し続け、ついに30000円を切るかどうかの瀬戸際まできた。
このように先の見えない暴落相場が続く場合、どのように対処すべきか。
答えは、「買い」続けること。
パニック売りは極力避けたい。
相場は必ず戻るのである。
仮に、今現在あなたがどうやってもそのように考えられなくても・・・である。
対象はあなたが買いたいお気に入りの個別株でもいいし、ETFや投資信託でもいいだろう。
過去の傾向から言って、株式市場の停滞が長期にわたり続くとして、結局はまた株価は戻るものである。
その場合何を目安にすべきか?
目まぐるしく上下する株価を基準にしてはいけない。
ズバリ、目をつけるのは「PBR」である。
PBRとは「株価純資産倍率」のこと。
過去の幾多の暴落相場を見ても、日経平均PBRが0.81を下回ったことはない。
このことは何を意味するか?
つまり、PBRが0.80が底辺であり、そこに至るまでの下落時には堂々と「買い向かう」のが得策である。
4/4現在の日経平均PBRは1.25であることから、1.25-0.8=0.45
基本的にPBRが0.05下がるごとに一定額ずつ買い増ししていくのがベター。
0.45÷0.05=9であるから、9回の買い増しを想定する。
手持ちの一時資金(積み立て予定の金額を除く)を9で割った金額を、PBRが0.05下がるごとに投資していく。
仮に途中で株価が上昇に転じてまた下がることがあってもこのスタートラインまで戻る間は0.05動くごとに買い増ししていいだろう。
つまり、PBRが下がる間は0.8に到達するまで買い増しを続ける。
予想に反し、途中で上昇に転ずれば、スタートの1.25に到達するまで同じ金額で買い増しする。
もし、この上下の途中で資金がなくなればそこで買うことをストップする。
もちろん、投資資金が準備し続けられる場合は、PBR1.25に達するまで、買い増しを続ければよい。
すでに投資資金は株価が十分安い時期に投入してある状態である。
あとはじっくりと株価が上昇に転じ、相場が安定するまで待つのみである。
投資する銘柄はあなたが一番保有したいものでよいだろう。
優待株、高配当株、投資信託、ETFなど日経平均と正の相関関係があるものならば何でもいい。
負の相関を持つものについては高度な投資知識を要求するため、ここでは取り上げないこととする。
皆さんのマネーライフに幸多からんことを!