以下同記事引用

3月11日午前10時ごろ、東京・高田馬場で、22歳の女性が男に刺される事件が発生した。女性は救急搬送され、病院で死亡が確認された。~News ポストセブン~より引用

ネット社会に生きる有名人の隙をついた卑劣な犯行・・・とも思われたが

人気女性ライバーが路上でオンエア中に刺殺されるという何とも痛ましい事件が起きた。

と報道されているが、その後まもなく被害者とされる女性の「所属事務所(正確には配信アプリ運営会社)」から、「当該報道は事実誤認である」との声明が出されている。

筆者は、声明が発表される直前まで、以下のような仮説を想定していた。

以下、そのまま記載。

フォロワー2600人超えといえば、ライバーとしては「超有名人」の部類に入るだろう。

人間、このくらい名が通ってくると少なからず、「私ってイケてるかも!」と調子に乗りがちだ。

しかしながら、これまでの人生経験上、私たちは「自分が調子に乗っていると自覚している時」が一番危ない。

これは、ある程度痛い目に合わないとわからないところも多いが、とにかく人は皆「調子に乗る」ことに飢えている。

多くの人は「自分なんて大したことない」とか、「所詮日陰の存在だ」なんて僻(ひが)みに似た諦めを持ちながら生きている人の方が圧倒的に多いだろう。

そんな人が、運よく(もちろん努力もあるだろうが)陽の当たる存在になれたとしたら、それはもう毎日「天にも昇るような気持ち」になる事だろう。

しかし、そこに悪魔が忍び寄ってくる。

俗に、「光が強ければ、そこにできる影もまたどす黒い」という。

一番気を付けなければならないもの・・・・それは、「人からのやっかみ(妬み誹り)」である。

人は誰もが、「自分が中心でいたい、認められたい」と思って日々生きているのである。

そんなささやかな願望が、誰かによってあっさりと壊されてしまったり否定されてしまったりしたら・・・・。

赤の他人ならさほど気にもならないだろうが、それがもし自分が「一番最上の推し者」だと「勘違い」している変質者に勘違いされてしまったとしたら・・・。

結末は見るも哀れになるだろう。

現代では様々なツールを用いて、ある個人のプライベート情報を特定することなどたやすい。

おそらく、この被害者は自身の生活圏の近辺の詳細な画像や写真などをうっかり公開してしまっていたのであろう。

今の時代、ある固有名詞がわずかでも洩れれば、ネット検索で素人でも簡単に特定の場所を割り出すことが可能だ。

録画したものを加工してアップする場合と比べ、オンライン同時配信の場合、固有名詞の情報をタイムリーに消すことができない。

そんな情報が2~3回漏れたとすれば、個人の生活圏なんて簡単に特定されてしまうだろう。

想像の範囲であるが、被害者が加害者に何らかの理由で一方的に好意などを寄せられていたのを、うっかり拒絶してしまったか何かで、加害者から深刻な恨みを買った可能性が非常に高い。

人間、調子に乗っている時一番危ないのは、「人の気持ちに鈍感になりがちだから」である。

被害者と加害者の間に過去どんな内容の金銭の交付、メッセージのやり取りなどあったかは知る由もないが、大方このような線で引き起こされた悲惨な犯罪であることは間違いないであろう。

しかし、程なくして先ほどの「誤報」のニュースが掲載

若い女性が刺殺されたのは事実であろうが、なぜこのような事態になってしまったのか?

Newsポストセブンが裏を十分とらずに掲載してしまったのがそもそもの発端とも思える。

しかしながら、このようなおかしな現象は情報が誰でもたやすく手に入る現代の世の中にままある話だ。

誰も情報の真の裏付けや、報道される当事者関係者の生活や人権など尊重する気はサラサラない。

皆、新鮮で刺激的な情報が手に入ればそれでいいのである。

売名行為なのか、第三者による意図的な嫌がらせなのか・・・・・想像は尽きない。

真実が明かされるのを待とう。